「Twitterキャンペーンに参加してくれたユーザーへリプライでメッセージを返信したい」となった場合、検討した内容全てを実現できるわけではありません。
Twitterには「自動化ルール」というものがあり、ユーザーへリプライ・DMを自動で返信する場合はこのルールに則ってキャンペーンを実施する必要があります。
今回は、よくある実際のケースを元に自動化ルールを解説します。
目次
「自動化ルール」とは?
自動化ルールは、Twitter APIを活用したツールにより、ユーザーへ何かしらのアクションを行う場合に遵守すべきルールです。
自動化ルール
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-automation
例えば、
・カンバセーションボタンからツイートしたユーザーへ、自動でリプライを返信したい。
・フォロー&RTキャンペーンに参加したユーザーへ、抽選結果のリプライを自動で返信したい。
などツールを使用してユーザーへ自動でリプライを返信する場合は、常にこのルールの元に企画を検討する必要があります。
ユーザーを驚かせない/不快な思いをさせないという点も重要になるため、企業の一方的な思いでキャンペーンを実施することはできません。
こんなキャンペーンはNGになる
ここからは、よくある実際のケースを元にNGとなってしまう内容を「自動化ルール」を元に解説します。
①キャンペーンツイートに、参加すると返信が届くことを明記しない
ユーザーに自動でリプライやDMを返信する場合、ユーザーが返信を受け取ることに同意している必要があります。
そのため、返信が届くことをユーザーに伝えずにキャンペーンを実施することは禁止されています。
◎OK◎
\キャンペーン1⃣日目/
①@Beluga_uv をフォロー
②この投稿をRT
③結果がすぐ届く💌みんな参加してね😄
※このツイートはサンプルです。
— Belugaくん🐬 (@Beluga_uv) January 20, 2022
×NG×
\キャンペーン1⃣日目/
①@Beluga_uv をフォロー
②この投稿をRTみんな参加してね😄
※このツイートはサンプルです。
— Belugaくん🐬 (@Beluga_uv) January 20, 2022
NGのツイートは、テキストを読んだだけではRTしてもリプライが届くことが分からないのでNGとなります。
B. ツイートの自動化
2.自動化された@ツイートや返信の投稿
あなたのアカウントで投稿したツイートに、そのツイートに対して特定の対応(リツイートなど)を取った利用者は自動化された返信を受け取ることに同意したことになると明記されている。~自動化ルールより抜粋~
②あるハッシュタグをツイートしたユーザーへ、自動でリプライを返信したい
ハッシュタグをツイートしたユーザーへ、自動でリプライを返信することは禁止されています。
極端な例となりますが、「#おはよう」とツイートしたユーザーへ自動でリプライを返信したいとなった場合、キャンペーンに参加する意図無く「#おはよう」とツイートしたユーザーにもリプライを返信することになります。
「#おはよう」とツイートしただけで突然リプライが届いたら、驚くユーザーも多いでしょう。
そのため「自動化ルール」では、あるハッシュタグ+返信を行うアカウントのメンションが必要であると定義されています。
◎OK◎
「#Belugaポータル」と「@Beluga_uv」をツイートして参加
×NG×
「#Belugaポータル」のみをツイートして参加
B. ツイートの自動化
2.自動化された@ツイートや返信の投稿
利用者があなたのアカウントに対して送った@ツイートで、返信を受け取ることを明確に希望または意思表示している。キャンペーン独自のハッシュタグや特定目的のハッシュタグを使った自動返信キャンペーンを実施する場合も、利用者自身があなた宛に@ツイートを送る必要があります。~自動化ルールより抜粋~
③参加ユーザーに何回もリプライを返信したい
「自動化ルール」では、ユーザーの1回のアクションに対して返信は1回までと定められています。
ユーザーの1回のアクションは、RTやツイート(指定ハッシュタグ+メンション)などが該当します。
そのため、キャンペーンに参加したユーザーへ繰り返し何回もリプライを返信したいというような内容はNGとなります。
B. ツイートの自動化
2.自動化された@ツイートや返信の投稿
利用者の1回の反応に対して、自動化された返信または@ツイートを1回のみ送信する~自動化ルールより抜粋~
④フォロワー全員に一斉にDMを送りたい
自社のアカウントをフォローしてくれている=DMを受け取る許可をしているわけではないため、フォロワー全員に一斉にDMを送るのはNGとなります。
ツールを活用して自動的にリプライやDMを送る場合、あくまでユーザーが受け取る意思を示している必要があります。
C. ダイレクトメッセージの自動化
自動化されたダイレクトメッセージを利用者に送信する
その利用者があなたからのダイレクトメッセージを技術的に受信できるとしても(たとえば、その利用者があなたをフォローし、すべてのアカウントからダイレクトメッセージを受け取る設定をオンにしている場合や、その利用者が過去にあなたとダイレクトメッセージをやり取りしたことがある場合など)、その利用者があなたから自動化されたダイレクトメッセージを受け取ることを要求または期待していたことを示すとは限りません。~自動化ルールより抜粋~
まとめ
キャンペーンに参加してくれたユーザーへリプライを返信する場合、「自動化ルール」は必ず確認が必要となります。
もしルールから逸脱した場合はアカウント凍結などのリスクもあるため、アカウントを安全に運用するためにも「自動化ルール」を確認したうえでキャンペーンを実施しましょう。