「Belugaキャンペーン研究所」とは?
年間700件以上実施されるBelugaキャンペーンの過去データを独自に分析し、参加数やフォロワー増加数などの数字とはひと味違う、SNSキャンペーンの新たな効果指標や魅力を発見するシリーズ
Twitterでタイムラインに流れてくる、ボタンつきのツイートは「カンバセーショナルカード」というTwitterの広告商品を利用した投稿です。
ユーザーにプリセットされたテキストの投稿を促せる便利な機能ですが、1つのカードに設定できるクリエイティブは1種類、設定できる選択肢は4つまでといった制限があります。
※カンバセーショナルカードは2022年4月にメニューから消えましたが、Belugaを使えば利用可能です。
「さらに多くの自社商品・サービスの魅力をユーザーに伝えたい」
「よりユーザーとの接触時間を伸ばしたい」
「ゲーム性の高い施策や、Twitter上で見たことのない新しい施策を展開したい」
カンバセーショナルカードの魅力であるユーザーにプリセットされたテキストの投稿を促せる、といった部分にプラスで、上記のような要望を多くいただき、「カスタムストーリー」機能が誕生しました。
今回はそのカスタムストーリーを活用した施策のデータを分析。
実績を元に新たな指標を探してみました。
目次
カスタムストーリーとは?
以前の記事でも紹介している通り、Twitterのアプリ内WEBで表示する想定のTwitterライクな見た目のWEBページとなっております。
(▼の記事でサンプルキャンペーンも紹介しているので、ぜひご参加ください!)
カスタムストーリーは「設問」と「結果」という2つのページで組まれており、どちらも以下のようなページ構成となっております。
① クリエイティブ
画像・動画・GIFを設定可能です
複数枚の設置も可能
② テキスト
通常の文字、URL、絵文字などの差し込み可能
文字数制限なし
③ 選択肢
文字数全角19文字まで一列表示で、それ以上は折り返し表示になります
ボタンの数は特に制限なし
画像のサイズや文字数、選択肢の数に制限はございませんが、スマホで見た際のファーストビューに収まるように調整されることが多いです。
(ファーストビューに収まる範囲は端末によって異なります)
ブラウザで開くと、別タブでカスタムストーリーが開くため、faviconやページタイトルの設定も可能です。
カスタムストーリーは、「設問」に回答すると、回答した内容によって「次に表示される設問」や「結果」が変わる、といった体験ができ、その結果をタイムラインにシェアできる機能となっています。
過去施策の参加実績を分析してみた!
<抽出条件>
・クイズ型のカスタムストーリー
・シェアツイートに対する返信なし
・インセンティブあり
上記の条件を満たす施策を、過去に実施したカスタムストーリーを利用したキャンペーンから抽出し、平均値を下記にまとめました。
① 1問目の回答率について
「カスタムストーリーの1ページ目を表示した回数」のうち「回答した回数」を導いた結果となります。
1ページ目(1問目)を表示した数のうち、選択肢を選んで回答していた数は、約65%と半数を超える結果となっております。
② 結果到達率について
1問目を回答した回数のうち、結果までたどり着いたのは約90%となっています。
1問目に回答するとその後の離脱率は低いことがわかります。
(対象施策の平均設問数は約8問です。)
③ 結果のシェアツイート率について
結果を表示した回数のうち、シェアツイートを投稿した数は、約50%となっておりました。
「ツイートの投稿で応募」といった建付けが多いため、カスタムストーリーには複数回参加するが、ツイートは応募の1回のみといったユーザーがいる可能性も推測されます。
カスタムストーリーは1問目回答後の離脱率が低い施策となっております。
ただ、ツイートを投稿いただくことで拡散となりますが、結果シェアツイートの割合は半数のため、シェアツイートを促すためにインセンティブを設定することをお勧めします。
豊富なオプション機能を紹介!
カスタムストーリーは、オプション機能も充実しています。
様々な機能を組み合わせて、オリジナルのコンテンツを作成いただけます。
① 自由記述
基本的には、選択肢のボタンをタップしてシナリオを進めるカスタムストーリーですが、自由記述での回答も可能になっております。
「何を入力しても次の設問に進める」方式であればアンケート、「指定のキーワードを入力したか否かで結果を出し分ける」方式であれば、クイズや謎解きにもご利用いただけます。
② タイムトライアル
カスタムストーリーでは、「最初の設問に回答してから、結果にたどり着くまでの時間」を測定することが可能です。
この機能を利用すると、「指定の時間を超えたか否かによって結果を出し分ける」ことや「結果にユーザーごとのクリアタイムを表示すること」が可能で、よりゲーム要素を盛り込むことができます。
③ 画像合成
インスタントリプライやチャットボットで利用されてきた「画像合成」機能は、カスタムストーリーでも利用可能です。
ユーザーのプロフィール情報や、ユーザーがカスタムストーリー内で入力した内容を合成することができ、結果から合成画像のダウンロードページをシェア可能です。たとえばお題となる画像に対する吹き出し付きの大喜利キャンペーンにも使えます。
※ダウンロードページに、カスタムストーリーへの誘導リンクを設置することで、シェアツイートから他ユーザーの参加も見込めます。
④ 動画視聴完了
カスタムストーリー内で、「動画を最後まで視聴しないと次の設問に進めない」といった設定が可能になっております。
ユーザーには、自動再生される動画以外は何も記載のないページが表示され、動画の再生が終了すると、動画の下にテキストや選択肢のボタンが表示されます。
動画は早送りや停止ができないため、必ずユーザーに動画を視聴させることができます。
そのほか、シェアツイートに対して自動返信を返すこともできるので、参加者に対するリマインド配信や、参加者限定のインスタントウィンとしても実施いただくことが可能です。
まとめ
「診断」「クイズ」「謎解き」「シミュレーション」「アンケート」など、様々なコンテンツを簡単に準備いただけるカスタムストーリーは、幅広い業種の施策でご実施いただいております。
今回の調査により、カスタムストーリーに参加したユーザーの離脱率も高くはないことがわかりました。
Twitterライクな見た目であることやスムーズな挙動から、ユーザーが離脱し辛いのではないかといったことが推測されます。
Twitterへの拡散も期待でき、かつクリエイティブとテキストの納品のみで構築可能なカスタムストーリー。
WEBサイトでコンテンツを作成するよりも、気軽にお試しいただけますので、ぜひご活用ください。
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