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SNSキャンペーンをその場限りで終わらせないために
Twitter インスタントウィンやLINEを使ったレシート販促施策(マストバイ)など、SNSを活用した販促キャンペーンは多くの企業が取り組んできました。しかし、その場限りで単発に終わってしまっているキャンペーンが見受けられるのも事実です。デジタル空間でのキャンペーンでは参加者の情報・痕跡(データ)が取れるはずなのに取っていない、取れていない、活用していないという現状を踏まえ、その理由と対策を考えてみます。
データがあるのに販促キャンペーンに活かせてない訳
「顧客のデータを活用できていない」という悩みは、仕組みを持たない企業だけのものではありません。CDP、DMP、CRMといったデータ活用のベースとなる仕組みを導入している企業ですら、データ収集やデータ活用に苦労している現状があります。「データを抽出する方法が分からない」「データを抽出しようとしても別部門に依頼する必要があり、1週間以上かかる上に面倒」「データ抽出・分析を外部パートナーに委託しているため、その都度お金がかかる」など、その理由はさまざまです。
「本当にデータが使えている」企業がしていること
データを販促キャンペーンに活かすために考慮すべき点を考えてみます。まず使える新鮮なデータを蓄積し、データをいつも同じ場所に入れ、いつでも分析できるようにし、常にデータが入ってくる状態を作ることで、前述の課題を解決することができます。そのために、以下の3点を実現する必要があります。
使える形でデータを蓄積する
データの使い方を決めずに集めているため、使える形にするのが大変という現状があります。そこで、「SNSを使った顧客との対話に利用する」というように、使い方を先に決めて、その使い方を前提とした形でデータを蓄積します。
見えるところにデータを蓄積する
データが使いたい人のそばにない、どこに何があるのか分からず、データにアクセスするのが大変という課題に対しては、常に見える場所(使いやすい場所)にデータを蓄積します。独立したCRMツールではなく、使う場所(SNSプラットフォーム)とスムーズに連携できる場所にデータを蓄積できるようにします。
常に有効なデータが入ってくる状態にする
CRM だけ導入しても、 常に使えるデータが入ってこない限り、効果的な1 to 1マーケティング/ロイヤルティーマーケティングにつながりません。企業が必ず実施するような施策に連動してデータが溜まるような状態にする必要があります。「データを蓄積するための施策」ではなく「日ごろの活動の中でデータが溜まる」という状態が理想です。
上記の状態を作り出し、「蓄積」→「分析」→「活用」のサイクルを手軽に回せる仕組みがあれば、スピード感を持ってロイヤルティーマーケティングを実施することができます。
販促キャンペーンごとにデータがたまってすぐに使える
このような課題を解決するためのプラットフォームとして、生活者に近いSNSであるLINEがあります。LINE上で販促キャンペーンを実施していくことによって、使える形で見えるところにデータを蓄積し、そこに常に有効なデータが入ってくる状態にすることができます。
これは「どうせキャンペーンは実施するよね。だったら、キャンペーンをやったらデータが使える形で蓄積され、そのデータがそばにあるのがいいのでは?」という発想から生まれたものです。キャンペーンをやっていると、自然とデータが蓄積されていき、いつの間にかCRM ツールとして使えるような状態ができているという仕組みがあったらいいと思いませんか?それがBeluga CRMです。
当社(ユニークビジョン)はSNSを使って企業と生活者をつながるキャンペーンを年間800件以上実施しています。SNSキャンペーンを展開するユニークビジョンならではのアプローチです。
反対にゼロからCRMツールの構築に労力とコストを使っても、その後データが入ってくる仕組みや利用する仕組みまでやりきれないこともあります。顧客データを管理していくためには、そのユニークなIDが必要となり、自社のECでメールアドレスを集めたりするにはハードルが高いこともあります。長期的視点でキャンペーンを企画していく必要性は理解しているものの、予算が短期で設定されることでなかなかそうはいかない現実もあります。そのような状況下で、いざキャンペーンを実施するとなった場合にも過去のデータをすぐに活用できる仕組みによって、より効果的な仕組みを打てるようになるのです。これをユニークビジョンでは「やりっぱなしCRM」と呼んでいます。
企業の公式LINEアカウントでは、メッセージを配信するにも1通あたりの配信コストを意識しなければなりません。やりっぱなしCRMでは、蓄積されたデータをもとに、意味のあるセグメントを抽出し、そこに効果的にメッセージを配信することによって、配信の無駄打ちを防いだり、適切な顧客に適切な内容を届けることで顧客満足度を上げたりすることができます。
LINEを使ったキャンペーンでCRMを実現する仕組み
顧客増の解像度を上げるアンケート項目のマスター化
LINEを使ったキャンペーンでは、多くの場合、参加ユーザーに簡単な質問項目を提示します。そこで得られたオープンキャンペーンの参加データや、クローズドキャンペーンにおける購買証明のためのレシートデータは自動でBeluga CRMに蓄積されます。アンケートデータは、項目をマスター化することで、前回のアンケートと今回のアンケートのどの項目が紐づけされ、データとして認識されるため、個人ごとに推移が集計可能な形で蓄積されます。これによって、キャンペーン実施回数が増えるほど、複数回参加したユーザー(LINE公式アカウント上の友だち)のデータが溜まり、顧客一人ひとりに対する解像度が上がります。これが1 to 1 マーケティングを実現するための基礎となるデータになります。
セグメントごとに適切なコミュニケーション
キャンペーンの実施から得られたデータを分析して、顧客を意味あるセグメントに分類します。たとえば「複数回キャンペーンに参加したF1層」「東日本在住」「アンケートで〇〇と答えた層」「毎月購入していると答えた層」といったようなセグメントができます。そして、設定されたセグメントごとに、メッセージ配信、キャンペーンの動き、ポイント/クーポンの内容などを変更することで、適切な顧客に適切なタイミングで適切なメッセージを伝えることが可能です。
蓄積されたデータはいつでも分析・利活用SNSキャンペーン
Beluga CRM上に蓄積された属性データやアンケートデータは、いつでも集計でき、次のタイミングでキャンペーンに活かすことができます。データ活用範囲はLINEを使ったキャンペーンに限らず、セグメント設定をもとに、公式LINEアカウントのメッセージ配信として利用することも可能です。
キャンペーンの仕組みに無料で付帯されるBeluga CRM
ユニークビジョンが提供するBelugaキャンペーンでは、データが蓄積されるCRMツールが無料で付帯されます。キャンペーン終了後は1年間無料でデータが保持されます。データのインポート・エクスポートや、メッセージ配信・キャンペーン挙動設定などには別途費用が発生しますが、定期的にキャンペーンを実施することによって、より有効なキャンペーンが実施でき、実施ハードルの高くないロイヤルティーマーケティングが実施できるようになります。
Belugaキャンペーン for LINE | クラウド型 LINEキャンペーン構築システム