10月9日(木)のドクターXを皮切りに始まった10月クールドラマも後半に突入しています。
視聴率ではドクターX(テレビ朝日)が初回放送から第6話まで連続20%超えと好調ですが、ドラマ放送前の各ドラマのTwitter上での盛り上がりについて調べてみました。
ドラマが始まる前、9月最後の2週間(9/16~30)の新ドラマのツイート数は次の通りです。
ドラマ名を含んだツイートの1ヶ月間の総数となります※1
「ソーシャルメディア統合管理・効果測定ツールBeluga」によりTwitter APIを利用して集計しております。
目次
ドラマ放送開始前にTwitter上でよくツイートされていたドラマは「信長協奏曲(フジテレビ)」
放送前にTwitter上でよくツイートされていたTOP3は、
1位:信長協奏曲(フジテレビ)
2位:ファーストクラス(フジテレビ)
3位:相棒(テレビ朝日)
という結果でした。
2位、3位のファーストクラス、相棒は初登場のドラマではないことも影響しているかもしれません。
一方で過去2クール放送があり、前回の2013年10月クールでは平均視聴率23%であったドクターXがツイート数を伸ばしていないのは意外でした。
またタイトルが長めのドラマも上記比較では不利になるかもしれません。
13のドラマのうち9ドラマが公式Twitterアカウントを運用
ドラマの公式Twitterアカウントを開設しているドラマは13ドラマ中9ドラマとなっております。
70%近いのドラマが公式Twitterアカウントを運用していることになります。
初回放送で最もツイートされたドラマは「地獄先生ぬ~べ~(日本テレビ)で19万ツイート超え」
それぞれのドラマが初回放送日にどれだけツイートされたか調べてみました。
(ドラマの放送日にドラマ名を含んだツイートがどれだけあったか計測しました)
初回放送日にもっともツイートされたのは地獄先生ぬ~べ~(日本テレビ)で19万ツイートを超えました。
続いてファーストクラス(フジテレビ)、ごめんね青春!(TBS)という結果になりました。
最もツイートしやすい(したくなる)ドラマはファーストクラス(フジテレビ)
放送前の9月16~30日のツイート数と初回放送日のツイート数の順位の変動をまとめました。
5ポイント以上順位の変動があったものは、ディア・シスター(フジテレビ)+5、信長協奏曲(フジテレビ)-5の2ドラマのみとなっています。
初回放送日のツイート数に視聴率を重ねてみます。
今クールのドラマでは少なくとも初回放送ではツイート数と視聴率に相関関係がないように見えます。
次にツイート数を視聴率で割ることで「視聴率1%あたりのツイート数」≒ツイートされやすさを算出してみました。
(並び順は視聴率順にしています)
これを見るとファーストクラス(フジテレビ)が視聴者にとって最もツイートしやすい(したくなる)ドラマで、
次いで地獄絵ぬ~べ~(日本テレビ)、ごめんね青春!(TBS)と続いています。
視聴率1位のドクターX(テレビ朝日)、2位の相棒(テレビ朝日)は視聴者層とTwitterユーザー層のズレにより、視聴率の高さほどツイートされていないのかもしれません。
最後に初回放送日にツイート数第1位となった地獄先生ぬ~べ~(日本テレビ)の放送時間中の1分あたりのツイート推移を紹介します。
放送中1分あたり平均で1,700ツイート以上されました。
1秒あたり28回ツイートされた計算となります。
ピークを迎えた放送終了時点では1分あたり2,993ツイート(1秒あたり49.9ツイート)となりました。
これから年末になるにつれ寒くなっていくとともにドラマは熱くなっていくと思いますので、
後半のどこかでまた報告したいと思います。
上記データはソーシャルメディア統合管理・効果測定ツールBelugaにて収集したデータです。
※1
フジテレビジョン、テレビ朝日、日本テレビ放送網、TBSテレビの21時~23時に放送が始まるドラマが対象
相棒(テレビ朝日)は一般用語の「相棒」に関するツイートが1日8,000程度あると見込んで8,000を引いた数値で測定
以下のドラマはドラマ名とは異なる名前で収集しております。
・地獄先生ぬ~べ~→ぬーべー
・ごめんね青春!→ごめんね青春
・素敵な選TAXI→選TAXI