イベントレポート:第52回 UV Study[Vue.js LT会]

2024.08.23

2024年8月20日(火)に開催しました、第52回 UV Study[Vue.js LT会]のイベントレポートをお届けします。

UV Studyとは、2020年1月から継続して開催している、当社が主催する技術勉強会です。
現在は月1回のペースで、主にLT会を開催しています。
毎回技術テーマを設定しているため、オフライン参加では同じ分野に興味を持つエンジニアとの交流の場としてもご活用いただけます。

今回は Vue.js LT会 をテーマに、 5 名の方に ご登壇いただきました。

■Vue.jsから学ぶフレームワークの開発環境

当社の矢光が、社内フレームワークと vuejs/core の開発環境を比較しながら、Vue.js の開発環境について深堀りした発表を行いました。Vue.jsのプロジェクト構造や品質保証プロセスを詳細に解説し、参加者は大規模オープンソースプロジェクトの裏側を垣間見る貴重な機会を得ました。

フロントエンド初心者がVue.jsを学んでみた

当社の福永が、Web 開発未経験から Vue.js 習得までの半年間の学習体験を共有しました。
Vue.js 公式ドキュメントは充実していて分かりやすいが、実際の使用方法の理解には適していなかったとのことで、書籍やYouTube動画、Udemy講座など多様な学習リソースを活用した過程を紹介しました。特に効果的だったコンテンツに焦点を当てた本発表は、参加者に実践的な学習アプローチのヒントを提供しました。

■Vue.jsで入力フォームにリアルタイムハイライト機能を自前実装した話

株式会社ココナラの吉見様が、特定のキーワードが入力されたらリアルタイムにハイライトをつける textarea の実装方法について発表されました。
フォームにリアルタイムにハイライトをする機能は UX 向上に寄与する重要な機能ですが、参画するプロジェクトでは使用している UI ライブラリの影響で既製のライブラリが使用できなかったそうです。
可能ならば既製のライブラリを使うべきと前置きしたうえで、実装の流れや工夫点、直面した課題などを詳細に解説していただきました。

■初めて vuejs/core にコントリビュートした話

株式会社インゲージのキムハンセ様から、OSS へのコントリビュートをはじめる際に情報が少なくて困った経験を動機に、OSS への貢献の実体験をご紹介いただきました。
Vue.js のコア開発への参加方法や、PR の作成からレビューまでの流れを詳細に解説していただき、「good first issue」の少なさや長期間のレビュー待ちなど、貢献の難しさも率直に語られました。しかしながら、丁寧なレビューを通じて新しい知識を得られたことや、業務では得難い貴重な経験となったことが強調され、参加者にオープンソース貢献の魅力が伝わる発表となりました。

コンポーザブル関数についてVueUseを使って勉強しよう

弁護士ドットコム株式会社のツノ様から、コンポーザブル関数のメリットと活用のヒントを伝えることを目的に、人気ライブラリ VueUse のコードリーディングを通してコンポーザブル関数を紹介する発表がありました。VueUse の中でも小さめな useClipboard の内部実装を 3 つのポイントに絞って解説され、参加者はコンポーザブル関数の実践的な書き方を学ぶことができました。

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このイベントでは、Vue.jsの開発環境からフレームワークの学習方法、実践的な機能実装、OSSへの貢献、そしてコンポーザブル関数の活用まで幅広いトピックがカバーされ、Vue.jsの多様な側面を探求する貴重な機会となりました。さらに登壇内容は実務経験や個人的な学習経験を基にしたお話が多く、参加者は理論だけでなく実践的な知識や課題にも触れることができました。
LT 会後の懇親会では初学者から登壇者に学習方法の質問をする場面や、逆に登壇者から発表内容のフィードバックを求める場面があり、さまざまな意見交換がされていました。

改めまして登壇者の皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

UV Study開催時には登壇・参加ともに随時募集しておりますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

▼最新の勉強会情報はこちら
https://x.com/uv_technology

▼ユニークビジョンに興味がある方はこちら
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